採用単価を下げる

採用戦略

採用にお金をかけているのに、なかなか人が採れない。

「1人採用するのに、こんなに費用がかかるのか」

求人広告費を増やすたびに、そう感じていませんか。

採用単価が高くなったとき、「もっと安い求人媒体へ変えよう」と考えたくなります。しかし、採用単価は求人広告費だけで決まるものではありません。

求人 → 応募 → 選考 → 内定 → 入社 → 定着 までのどこかで人が離脱すれば、同じ採用費を使っていても1人あたりの採用単価は高くなります

この記事では、採用単価の基本的な考え方から、採用コストを改善する7つのポイントまで分かりやすく解説します。さらに、「採用単価を下げる7つの改善ポイント」を無料でダウンロードいただけます。

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採用単価とは?採用コストとの違い

まず「総額」と「1人あたり」を分けて考えます。

採用単価とは、1人を採用するために、どれくらいの採用コストがかかったのかを見るための指標です。

「採用コストの総額」と「1人あたりの採用単価」は、混同しやすいので分けて整理します。

採用コスト

採用活動全体にかかった費用

採用単価

採用コストを採用人数で割った、1人あたりの費用

採用単価は一般に「採用コスト総額 ÷ 採用人数」で計算されます。採用コストを外部コストと内部コストに分けて把握する考え方も一般的です。

総額が同じでも、採用できた人数が減れば採用単価は上がります。

採用単価の計算方法

計算式そのものはシンプルです。難しいのは「何を含めるか」です。

COST採用に使った総コスト
÷
HIRED採用人数
CPH採用単価

採用コストに含めるものの例

外部コスト
求人媒体Indeedなどの広告費人材紹介採用サイト・LP SNS採用採用動画採用イベント外部採用支援
内部コスト
採用担当者の工数面接担当者の工数応募者対応 選考・日程調整その他採用業務

どこまでを採用コストに含めるかは、企業によって運用が異なります。他社と比べることよりも、社内で計測ルールを統一することを優先してください。ルールが揃っていれば、自社の推移を正しく比較できます。

説明のための計算例
採用コスト100万円
÷
採用人数2名
採用単価50万円 / 人

※ 上記は計算方法を説明するための例であり、実在の企業の数値や当社の実績ではありません。

採用単価が高くなる主な5つの原因

広告費よりも先に、どこで人が減っているかを見ます。

01

採用ターゲットが曖昧

誰に向けて採用活動をしているかが決まっていない状態です。求人や広告の訴求が弱くなり、費用をかけても届けたい相手に届きにくくなります。

02

求人を見ても応募されない

広告費を使って求人が見られていても、応募につながらなければ採用効率は下がります。閲覧数と応募数を分けて確認することが必要です。

03

採用チャネルが合っていない

ターゲットと相性の悪い媒体へ費用を使い続けている状態です。媒体ごとの成果を比較していないと気づきにくい部分です。

04

選考途中の離脱が多い

応募者が集まっても、面接辞退・選考辞退・内定辞退が増えると、採用まで到達する人数が減ります。選考プロセスの歩留まりや辞退を含めて見直すことは、採用単価改善の代表的な観点です。

05

採用しても早期に退職する

採用をやり直すことになれば、再募集・再選考が必要になります。同じポジションに対して、採用費が二重にかかることになります。

採用単価は「広告費」だけを見るのではなく、採用プロセス全体から考えることが大切です。

採用単価を下げる7つの改善ポイント

入口から入社後まで、順番に見直していきます。

POINT 01

誰を採用したいのかを具体化する

「いい人が欲しい」のままでは、求人にも広告にも書くことが決まりません。次の項目まで整理します。

必要な経験必要なスキル価値観 転職理由現在の不満仕事選びで重視すること
応募数を増やす前に、採用したい人から応募される設計をつくります。
POINT 02

求人広告費を増やす前に、求人そのものを改善する

同じ費用でも、求人の中身が変われば結果は変わります。まず次の項目を確認してください。

求人タイトル給与休日仕事内容 教育キャリア自社の魅力他社との違い
見られているのに応募されない場合、広告費以外に原因がある可能性を考えます。
POINT 03

今あるアクセスを応募へつなげる

求人を見た人が応募を完了するまでには、いくつかの段階があります。

求人閲覧
応募しようと思う
応募開始
応募完了
確認するもの
応募フォームが長すぎないか不要な入力項目はないか スマホで応募しやすいか応募方法が分かりやすいか
POINT 04

ターゲットに合わせて採用手法を選ぶ

チャネルごとに、出会える相手の状態が異なります。

求人検索・求人媒体転職活動中の層との接点。
人材紹介職種・経験によって活用。
SNSまだ企業を知らない層への認知。
リファラル社員・関係者からの紹介。
採用サイト・LP企業理解・応募の後押し。
単純に「一番安い媒体」を探すのではなく、採用ターゲットとの相性と成果を見ます。
POINT 05

応募者を集めた後の離脱を減らす

応募を獲得するまでには費用がかかっています。その後の対応で失わないことが重要です。

応募
企業から連絡が遅い
他社の選考が進む
辞退
確認するもの
応募後の返信面接日程調整選考回数 選考期間合否連絡担当者
応募獲得に使った費用を、選考途中で無駄にしないようにします。
POINT 06

面接は「見極める」だけではなく「選ばれる」場

内定を出しても入社に至らなければ、そこまでの費用は採用単価に上乗せされます。面接の場で確認したい項目です。

仕事内容を具体的に伝えているか自社の魅力を説明できているか 求職者の転職理由を理解しているかキャリアを説明できているか 条件の認識を揃えているか面接官ごとの説明にズレがないか
POINT 07

採用単価改善は「入社」で終わらない

早期に退職が起きると、同じポジションの採用費がもう一度かかります。

採用
早期退職
再募集
再び採用費
再採用
確認するもの
求人とのギャップ入社前説明初期教育 OJT上司とのコミュニケーション入社後フォロー
採用した人数だけでなく、その後の定着も確認します。

採用ファネルから「どこでコストを失っているか」を確認する

段階を分けて見ると、直すべき場所が絞り込めます。

表示
クリック
応募開始
応募完了
面接
内定
入社
定着
あわせて確認する数値
表示回数CTR応募開始応募完了率 面接率内定率内定承諾率入社率 採用単価早期離職

症状ごとに、最初に確認する場所

表示が少ない配信・求人設定・チャネル
表示はあるがクリックされないタイトル・条件
クリックはあるが応募されない求人内容・魅力・応募条件
応募はあるが面接につながらない応募者対応・ターゲット
内定は出るが入社しない面接・魅力訴求・条件
採用しても定着しないミスマッチ・教育・組織
「自社はどこから改善すればいい?」を7項目で確認できます。

採用単価の見直しに使える改善ガイドを、無料でご用意しています。

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採用コストを削減するときに注意したい3つのこと

「安くする」ことが目的になると、かえって単価が上がることがあります。

01

広告費を削ること自体を目的にしない

費用を下げても採用できなければ意味がありません。むしろ採用人数が減ることで、1人あたりの単価は上がる場合があります。

02

応募数だけを追わない

応募が増えても、採用したい人からの応募でなければ選考の手間が増えるだけです。ターゲットとのマッチ度や、選考・入社まで到達しているかを確認します。

03

短期的な採用費だけで判断しない

採用コストの見直しでは、外部費用のカットだけでなく、採用の質や入社後の定着まで含めて考えます。採用後の定着まで見て、はじめて実際の単価が分かります。

採用単価改善チェック|あなたの会社はいくつできていますか?

YES / NO で答えてみてください。

01

採用単価を把握している

YESNO
02

採用ターゲットが明確になっている

YESNO
03

求人原稿を定期的に改善している

YESNO
04

採用チャネルごとの成果を比較している

YESNO
05

応募後の連絡を迅速に行っている

YESNO
06

面接・内定承諾率を確認している

YESNO
07

入社後の定着状況まで確認している

YESNO

YESの数から見る、次のアクション

A

YES 6〜7個|採用コスト改善の土台ができています

数値をチャネル別・職種別に比較して、どこに差が出ているかを確認していきましょう。

B

YES 3〜5個|改善できるポイントがあります

NOになった項目の、ひとつ前の工程から確認してみてください。原因はその手前にあることが多くあります。

C

YES 0〜2個|まず採用全体を整理することをおすすめします

広告費を変更する前に、ターゲット・求人・選考・定着のどこに課題があるかを整理するところから始めましょう。

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採用費を削るだけではなく、「同じ採用費から、より採用につながる仕組みをつくる」ための実践ガイドです。

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採用単価についてよくある質問

Q1

採用単価と応募単価の違いは?

採用単価は、採用1人あたりにかかったコストです。応募単価は、応募1件を獲得するためにかかったコストを指します。採用活動のどの段階を見る数字なのかが異なります。

Q2

採用単価は低ければ低いほど良いですか?

金額だけで判断しないことをおすすめします。必要な人材を採用できているか、入社後に活躍・定着しているかまで含めて確認してください。

Q3

採用単価の平均と比較するべきですか?

平均値だけで判断せず、職種・地域・雇用形態・採用難易度・採用チャネルなどの違いを考慮してください。まずは自社の過去実績を、職種別・採用チャネル別に比較できる状態をつくることを重視しましょう。

まとめ|採用単価を下げるなら、広告費以外も見る

採用単価を改善するとき、「もっと安い求人媒体を探そう」だけで終わらせないことが重要です。

確認する順番は、次のとおりです。

誰を採るのか
求人は選ばれているか
応募されているか
適切な場所で募集しているか
選考途中で失っていないか
内定から入社につながっているか
入社後に定着しているか

採用活動全体のどこにボトルネックがあるのかを確認しながら、採用単価を改善していきましょう。

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