採用戦略の立て方

採用戦略

求人を出しても応募が来ない。

媒体を変えても結果が変わらない。

採用費だけが増えていく。

そんな状態になっている場合、求人媒体を見直す前に確認したいのが採用戦略です。

採用戦略とは、単に求人媒体を選ぶことではありません。誰を・なぜ・いつまでに・どのような方法で採用するのかを、事業計画から逆算して設計することが重要です。

この記事では、中小企業が採用戦略を立てる基本的な流れを7つのステップで解説します。さらに、実際に自社の採用戦略を整理できる「採用戦略の立て方 完全ガイド」を無料でダウンロードいただけます。

無料で資料をダウンロード

フォームにご入力いただくと、ご登録のメールアドレス宛にPDFをお送りします。

採用戦略とは?

求人広告を出すこと=採用戦略、ではありません。

採用戦略とは、「会社に必要な人材を、必要な時期までに採用するための全体設計」と考えると分かりやすくなります。

求人広告を出すことやIndeedを利用することは、採用戦略そのものではありません。それらは、決めた戦略を実行するための手段にあたります。

採用活動には、次のような一連の流れがあります。

経営・事業計画会社としてどこへ向かうのか
採用計画いつまでに何人必要か
採用ターゲットどんな人に来てほしいか
魅力・訴求自社を選ぶ理由は何か
採用チャネルどこで出会うか
選考どう見極め、どう惹きつけるか
入社受け入れとフォロー
振り返り・改善次の採用に活かす
この流れの上流を決めないまま、求人媒体という下流から着手してしまうことが、採用がうまくいかない典型的なパターンです。

なぜ中小企業に採用戦略が必要なのか

戦略がないと、採用活動は「急ぎの対応」の繰り返しになります。

採用戦略がない会社では、次のような循環が起こりやすくなります。

人手不足
急いで求人を出す
応募が来ない
広告費を増やす
条件を変更する
焦って採用する
ミスマッチ
再採用
↑ また「人手不足」に戻り、同じ工程を繰り返してしまう

この循環から抜け出すために必要なのが、逆算の視点です。

採用戦略があれば、「半年後にどんな人が何人必要なのか」から逆算して、求人の準備・情報の整理・チャネルの選定を前もって進められます。人が辞めてから動き出すのではなく、必要になる時期に採用が完了している状態を目指せます。

採用にかけられる人員も予算も限られている中小企業ほど、準備の時間を味方につけることの効果は大きくなります。

採用戦略がない会社に起こりやすい5つのこと

当てはまるものがないか、自社の採用活動と照らして読んでみてください。

01

求人媒体選びから始めてしまう

誰を採用するかより先に「Indeedを使おう」など、媒体から採用を考えてしまう状態です。媒体は手段なので、先に決めるべき条件が決まっていないと、掲載しても何を書けばよいか定まりません。

02

求める人物像が担当者ごとに違う

経営者・人事・現場で、採用したい人が食い違っている状態です。書類選考や面接の判断がぶれ、選考が進むほど社内で意見が割れやすくなります。

03

自社の魅力を説明できない

「アットホーム」「成長できる」など、抽象的な表現しか出てこない状態です。求職者は他社の求人と並べて比較しているため、具体性のない言葉は判断材料になりません。

04

応募数だけで採用活動を判断する

表示・クリック・応募・面接など、どの段階で止まっているのかを分けて見ていない状態です。「応募が少ない」だけでは、原稿を直すべきか、条件を見直すべきか、判断できません。

05

毎回同じ採用課題を繰り返す

数値や改善内容が社内に蓄積されず、採用活動が毎回ゼロから始まる状態です。担当者が変わると、過去の経験がそのまま失われてしまいます。

採用戦略の立て方|7つのステップ

上流から順に決めていくことで、求人原稿もチャネル選びも迷わなくなります。

STEP 01

採用する目的を決める

まず「なぜ採用するのか」を言葉にします。目的が違えば、求める人物像も、採用にかけられる時間も変わります。

目的の例
欠員補充事業拡大新規事業新規拠点 技術承継次世代リーダー
大切なのは、「採用した人に何を任せるのか」まで考えることです。
STEP 02

採用人数と期限を決める

人数と期限が決まると、逆算していつまでに何を準備すべきかが見えてきます。

NG

営業を採用したい

GOOD

10月末までに営業職を2名採用する

「いつか」「何人か」のままだと、動き出す時期も、かけるべき予算も決められません。人数と期限を具体化することが、計画の出発点になります。

STEP 03

採用ターゲットを決める

採用したい人を、条件だけでなく「その人が今どんな状況にいるか」まで含めて整理します。

整理する項目
経験スキル価値観転職理由 現在の不満仕事選びで重視すること将来実現したいこと
「優秀な人」ではなく「自社で活躍できる人」を決めることが重要です。
STEP 04

自社の採用上の魅力を整理する

求職者は複数の会社を比較しています。自社を選ぶ理由を、次の7つの切り口で洗い出してみてください。

仕事内容成長評価給与 働き方人・組織理念・ビジョン

ここで大切なのは、「アットホーム」「風通しがよい」といった抽象語で終わらせないことです。制度・事実・エピソードまで落とし込むと、求人原稿でも面接でもそのまま使える材料になります。

書き換えのイメージ(例)
抽象

アットホームな職場です

具体

入社後3か月は先輩が1名専任でつき、週1回30分の振り返りを行っています

STEP 05

採用メッセージをつくる

STEP3で決めたターゲットと、STEP4で整理した魅力を、ひとつのメッセージに束ねます。

WHO誰に
×
PROMISE何を約束するのか
×
WHY USなぜ自社で実現できるのか

この3つが揃ってはじめて、伝えたいことが求職者に届く形になります。ここで整理した設計が、求人・SNS・採用サイト・動画など、あらゆる訴求の土台になります。

STEP 06

採用チャネルを選ぶ

チャネルごとに、出会える相手の状態が異なります。ターゲットが今どこにいるかで選び分けます。

求人検索・求人媒体転職を具体的に検討している人との接点。
SNSまだ自社を知らない人との接点。
採用サイト・LP会社や仕事への理解を深める。
リファラル社員・関係者からの紹介。
学校・イベント学生・若年層との接点。
一番有名な媒体ではなく、採用ターゲットとの相性で選ぶことが大切です。
STEP 07

採用KPIを設定する

採用活動は、応募までにいくつもの段階があります。段階ごとに数値を見ておくと、どこを直せばよいかが分かります。

表示
クリック
応募開始
応募完了
面接
内定
入社
確認する数値
表示回数CTR応募開始応募完了率 面接率内定率入社率採用単価
「応募が少ない」だけでは、どこを直せばいいか分かりません。
7つのSTEPを、自社に当てはめて整理してみませんか?

記入しながら採用戦略をまとめられる資料を、無料でご用意しています。

無料で資料をダウンロード

採用戦略を立てる際の3つの注意点

せっかく整理した戦略を、形だけで終わらせないためのポイントです。

01

求人媒体から考えない

媒体は、決めた戦略を実行するための手段です。「どこに出すか」から入ると、誰に何を伝えるのかが定まらないまま原稿を書くことになります。

02

経営・人事・現場で認識を揃える

採用する人物像と、入社後に期待する役割を、関係者間で言葉にして統一しておきます。ここがずれていると、選考が進むほど判断が割れやすくなります。

03

一度作って終わりにしない

採用市場も自社の状況も変わります。STEP7で決めた数値を定期的に確認し、どの段階に課題があるのかを見ながら見直していきます。

あなたの会社の採用戦略を7項目でチェック

YES / NO で答えてみてください。

01

採用する目的が明確になっている

YESNO
02

採用人数と期限が決まっている

YESNO
03

採用ターゲットが具体的になっている

YESNO
04

自社を選ぶ理由を説明できる

YESNO
05

採用メッセージが整理されている

YESNO
06

ターゲットに合わせて採用チャネルを選んでいる

YESNO
07

採用KPIを定期的に確認している

YESNO
3つ以上「NO」があった方へ

採用活動を求人媒体から考える前に、採用戦略そのものを一度整理してみませんか?

FREE DOCUMENT

無料資料|採用戦略の立て方 完全ガイド

「とりあえず求人を出す採用」から脱却するために、次の7項目を7STEPで整理した実践ガイドです。

採用目的採用人数・時期採用ターゲット自社の魅力 採用メッセージ採用チャネルKPI

A4縦・全8ページ/PDF形式。記入しながら自社の採用戦略を整理できる構成です。

フォームにご入力いただくと、ご登録のメールアドレス宛に資料のPDFをお送りします。

まとめ|採用戦略は「求人を出す前」に決める

採用戦略で重要なのは、「どの求人媒体を使うか」から始めないことです。

まず、次の順番で整理します。

なぜ採用するのか
誰を採用するのか
何を伝えるのか
どこで出会うのか
どう採用するのか
何を数字で確認するのか

この順番で決めておくと、求人原稿・チャネル選び・面接の判断が、それぞれバラバラにならずにつながります。

採用活動を場当たり的な求人募集から、継続的に改善できる仕組みへ変えていきましょう。

関連するお役立ち資料

採用戦略とあわせて確認したい資料です。

採用戦略
中小企業の採用成功ロードマップ
準備中
採用戦略
年間採用計画の作り方・テンプレート
準備中
採用戦略
採用できない会社の10の共通点
準備中
採用戦略
採用単価を下げる7つの改善ポイント
準備中